令和7年12月4日(木)に第1回昭栄会調査研究会が開催されました。
今回は、「BIM・CIM」の「CIM」について行いました。
BIM・CIM昨今の建設業界ではよく耳にする用語ですが、言葉としては知っていても中身については❝???❞の状態です。
そんな自分の為に、おさらいをしました・・・
「BIM」とは❝Building Information Modeling❞の略語であり、建築分野で使われています。
3次元モデルに形状+仕様+コスト+工程+性能情報を持たせたデジタルデータ管理方法とあります。
そして今回の「CIM」は❝Construction Information Modeling(Management)の略語。
土木分野で使われるもので、測量+設計+施工+維持管理まで一連を3Dモデルで繋ぐ取り組みで、国土交通省が推進する❝I construction❞の中心技術です。
では、「I construction」ってなに?
これもよく使われていますが、ICT(Information Communication Technology(情報通信技術))の技術を全面的に活用して生産性の向上を上げる取り組みのことを言います。(※コンピュータやインターネットなどの情報技術に「通信」を組み合わせて、人と人、人とモノをつなぐ技術の総称)
国土交通省は2012年度からCIM(Construction Information Modeling)の試行を開始し、2023年度からは直轄土木業務・工事に「原則適用」を導入されています。
これは国際標準(ISO19650)や欧州の事例を踏まえた自主的な政策です。
アメリカではBIM/CIMが早くから普及し、教育・調達制度・発注方式などで先進的であるようです。
昔の受験時代を思い出します。一つの言葉がわかっても二つ目が分からない・・・
頭の中が虫食い状態…(;’∀’)
今回講師は、「岩手マイタック」の上野課長さんにお願いして約90分にわたり講義いただきました。
パワーポイントの資料をプロジェクターに映し出し、実際に使った3次元の測量データを具体的に説明していただきました。その映像がないので言葉だけでは皆さんにお伝えすることができないのがもどかしいです。
これらの技術、イギリスは世界で最も制度化された国のようです。ドイツでも2020年代から公共工事ではBIMが原則されています。アジアでも中国、韓国が進んでいます。
日本はこの分野においては後進国でありますが、大手ゼネコンでは導入が進んでいます。
この技術は生産性を引き上げ、数量算出の自動化、3Dでの合意形成が早いなどメリットが多い一方、導入費用が高いこと、発注者によって求める基準がバラバラであること、また操作スキル習得に半年から数年必要だと言われており、地方企業にとってはまだハードルが高いのが現状です。
しかし、今回講義いただいた上野課長さんはほぼ独学で2年程度?で取得したそうです。
今後、昭栄会の繋がりのなかで情報交換など行い、先進技術導入の機会になれば・・・と感じました。
岩手マイタック様、上野課長様、ありがとうございました。