令和4年4月5日~令和5年2月10日までの約10か月当社で施工しておりました、「八幡平山系竜川第2砂防堰堤(2期)工事」が無事竣工致しました。
ー施工方法の工夫ー
既設堰堤のはつり作業において、従来なら打設リフト毎に人力によるはつり作業でしたが、ツインヘッタ―(機械はつり)に変更し、先行して全面をはつることにより、工程を短縮しました。
一般的には木製型枠を使用しての施工ですが、鋼製型枠に変更してセパレーターの数を減らし、型枠組立作業の工程を短縮することができました。
ー工事中の苦労話ー
前年度工事同様、既設堰堤からの湧水があり、湧水処理が大変でした。
前回工事の経験を活かし、コンクリート二次製品(ベンチフリューム、ヒューム管)を使用して水を一カ所に集水し、排水処理を行いました。
また、水道ホースを使用し、打設箇所に浸水しないなどの処理をして無事にコンクリートを打設することができました。
現場は大雨や台風の影響を受けると、土石流が発生する恐れのある場所で施工するため、安全対策にはより一層気を遣いましたが、協力業者の皆さまや工事関係者の方々の協力もあり、無事故で竣工を終えることができました。
心から感謝申し上げます。現場に携わった皆さま大変お疲れ様でした!
ブログ記事作成者:工事事業本部 土木部 吉田